NEW 2025.07.03

変化に強い企業であり続け、
地域とともに歩む岩村組。

株式会社岩村組

新発田市に本社を構え、創業70年以上の歴史を持つ「株式会社岩村組」。従業員が安心して、長く働けるように、基本給の見直しや残業代の全額支給、リタイア後のライフステージを想定した福利厚生など、働く人を第一に考えた環境づくりに力を入れています。

この記事では、さまざまな取り組みの背景にある思いや会社の強みと仕事内容について、岩村社長と先輩社員にお話を聞きました。

募集職種

土木技術職
建築技術職
工事作業員

今も未来も、働く仲間を支える会社へ

やりがい、職場の人間関係、仕事以外の時間を大切にできる環境かどうかなど、就職先選びのポイントはいくつもあります。

岩村組は、ライフステージをトータルで支える待遇体制を整えています。

例えば、給与基準の改善。建設需要が高まり、工事件数が増えたタイミングで、基本給と賞与額を大幅に増額。

残業手当、休日出勤手当は全額支給。年間休日は125日ですが、工事のスケジュールによっては、休日に出勤しなくてはならないこともあります。その分は、確実に賃金に反映する仕組みです。

土木部の髙橋さんは、新卒で入社し現在12年目の係長。入社時からの待遇面の変化について聞きました。

「入社したばかりの頃は、『将来どうなるんだろう』という漠然とした不安がありました。人手が不足しているわけではなかったので、給与アップは期待できなくて。岩村社長に代表が交代してから、待遇面が大きく変化しました。昨今は、業界全体が週休2日制へとシフトしているので、以前よりも休日が増えましたし、有給休暇も取得しやすくなりました」

営業部の貝沼さんは、「頑張りをきちんと見てくれる文化、そして成果が確実に評価されるところが岩村組らしさ」だと話します。

「役員、上司ともに頑張った分をちゃんと評価してくれていると感じています。4月の定期昇給が毎回楽しみなんですよ」

2023年からは企業型確定拠出年金(企業型DC)制度を強化。社員ひとりに対して、毎月事業主が1万円を拠出します。

「リタイア後に少しでも安心した暮らしができるように」という思いが込められた福利厚生です。※別途、退職金あり。

企業型DCを強化した背景について、岩村社長に聞きました。

「老後2000万円問題が話題になりましたよね。試算の正確さはさておき、社員が未来に希望を持ち、安心して働ける環境を整えることが、会社の責任だと考えました。

退職後も働くという選択は、もちろん素晴らしいことです。ただ老後資金の不安から“働かざるを得ない状況”だとしたら、それは望ましい姿ではありません。

現役中だけでなく退職後も視野に入れた支援は、従業員の安心につながっていると思います。また別の視点では、長く勤めるメリットを感じてもらえる制度でもあります。実際のところ10代、20代の方には、『なかなかピンとこない』制度かもしれませんが」

地域に密着し、70年以上。受け継がれたノウハウと知見。

岩村組の社員が安心して働ける理由は、待遇面にあるだけではありません。土木・建築技術において、これまで培った独自の経験とノウハウが、同社の強みを生み出しています。

特に力を発揮しているのは、<圃場整備>と<護岸工事>。受注件数が多く、岩村組の得意分野です。

「歴代手がけてきた仕事であり、特に<圃場整備>は、県内でも上位の受注実績があります」と岩村社長。

圃場整備とは、農地の区画整理や水路・農道の整備を行い、農作業の生産性をあげる土木工事です。まさに米どころ新潟らしい事業。

同業他社との違いについて、岩村社長に尋ねると、地方総合建設業の存在意義そのものをわかりやすく解説してくれました。

「岩村組は代々、農地や河川、海岸の整備を多く手がけてきました。その土地の特質、例えばですが、新発田のある場所は“石や砂利が多い硬質地盤で、工事に不向きである”といった知見を持っています。地域の地盤や気候、土地柄を把握していることは、作業を効率的に進めるだけでなく、安全面の確保にもつながります。地元に精通し、特色をよく知る。どんなに大きなゼネコンさんでも、この点では、当社に敵わないと思います」

働く社員が語る、岩村組の仕事・風土・強み。

今回募集する土木技術職、建築技術職は、”現場監督”とも言われます。

現場監督とは、担当する工事現場の責任者。プロジェクトの座長でもあるこの仕事を「現場では社長と同じ」と岩村社長は表現します。

土木部の係長、髙橋さんも現場監督を任されているひとり。建設系の専門学校を卒業し、岩村組に入社しました。ひとりで現場を任されたのは入社5年目。予算は1億円の県道の迂回工事でした。額の大きさに驚く取材陣に「別に普通です。最初は心配でしたけど」と冷静です。

現場監督歴10年選手の髙橋さんに、これまでを振り返り、もっとも学びとなった現場を語ってもらいました。

「ある工事で、道路脇が崩れてしまうアクシデントと業務中に作業員がゲガをするというふたつの事故が起きました。幸いどちらも大きな事故ではありませんでしたが、あの現場を経験したことが、その後の大きな糧になりました。反省としては、工期を意識しすぎたこと。どのような場面でも最も優先すべきは、安全だと痛感しました。責任者として、<危険>への意識が大きく変わった現場でした」

きっと計画通りに進んだ工事も、思い悩んだ工事もこれまでたくさんあったはず。

「土木の仕事は、開放感があるから好きです。建物の外で何の制約もなく働く。これが醍醐味です」

最近は本社での仕事が増えたそうだが、やっぱり現場での仕事が楽しいとのこと。

「任された仕事を確実にこなす。それは当然だとして、現場にある自由さが、この仕事のいちばんの魅力じゃないですかね。そもそも岩村組には、自由な風土が根付いています。朝と夕方に必ず会社へ寄らなくてはならない職場もあるようですが、岩村組の場合は直行直帰が基本です。会社が私たちを信頼してくれているから、のびのび働くことができるのです」

現場監督という仕事について、建築部のある先輩社員は「『監督』と言うぐらいなので、指示を出したり、様子を確認したりする仕事だと思っていましたが、実際はトータルマネジメントが求められます。こんなに忙しい仕事だったとは」と笑いながら話してくれました。

建築部の場合、若手に任される最初の仕事は、現場の様子を写真で記録すること。建築工事の”助手的な役割”を通じて専門知識を深め、徐々に施工の現場や業者さんとの打ち合わせなどを任されるようになります。

その次のステップは、施工図の作成。建築工事はオーダーメイドが基本なので、施工図作成にはスキルと経験が必要なのだそう。おおよそ入社2、3年目から、施工図作成スキルに手応えを感じられるようになり、入社4、5年目には大型プロジェクトを任されはじめます。

岩村組を支える主力事業は、土木事業と建設事業のふたつです。公共工事(※1)に加えて、民間事業者からの建築工事依頼が安定しているため、両事業の売り上げ比率は、ほぼ拮抗しています。

※総合建築業における公共工事の具体例
土木分野・・・道路整備、河川改修、上下水道整備など
建築分野・・・官公庁施設、公立の学校、医療・福祉施設、文化・スポーツ施設などの建設・改修

そこを”強み”と捉えて岩村組へ入社したのは、営業部係長の貝沼さん。前職でも建設業の営業経験がある転職組です。岩村組へ入社した理由は、「建築物を造る仕事に携わりたかった」から。

「新発田市内には建設会社が約30社ありますが、その中で建築事業に豊富な実績がある企業はそれほど多くありません。岩村組は、公共の土木工事だけでなく民間の建築プロジェクトも数多く手がけています。土木と建築、事業の柱がふたつあることに魅力を感じました」

会社にはそれぞれの文化、雰囲気、価値観があります。企業選びの際には、これらの社風が自分にマッチするかが大切なポイントのひとつ。2社を経験した貝沼さんが感じる岩村組とは、どんな企業なのでしょう。

「役割分担がきちっと決まっている大手企業の場合は、与えられた範疇の中で結果を出すことが求められます。岩村組の場合は、いい意味でカッチリし過ぎていなくて。そこが私の性格に合っていますし、働きやすさを感じます。建築営業以外にも、不動産事業など関心のある分野にもチャレンジできる職場です」

頼もしい人材が大勢いる岩村組。
社員は会社に安心感を抱き、会社は社員に信頼を寄せている様子が感じられます。

危機を乗り越え、信頼でつなぐ

岩村社長が代表職に就任してから10年が経過。現在に至るまでのターニングポイントを聞きました。

「2023年に起こしてしまった官製談合事件は、決して忘れてはいけません。会社としても、経営トップとしても恥ずべき出来事です。地域の皆さまをはじめ、岩村組を信頼してくださる方々に多大なご迷惑をかけてしまいました。なぜあの事件が起きてしまったか……。それは、私のガバナンス能力が不足していたからに尽きます。

あのとき、会社幹部と何度も議論を重ねました。どんな会社であるべきか。たどり着いた答えは、『成長が必ず約束されている10代、20代、30代に、少しでもあるべき会社像に近いかたちでバトンを渡したい』だったのです」

慌ただしい経営陣とは対照的に、社員の皆さんは、落ち着いた様子だったといいます。

「『この会社はきっと大丈夫だ』という従業員からの厚い信頼を感じました。私には大きな焦りがあったのですが、みんなに奮起させられたようなものです。間違いなく、心の支えになりました」

経営トップとして、地域、従業員、これから迎える人材にはどんな思いを持っているのでしょうか。

「陳腐な言葉になりますが、商売に対しても、当社で働いてくれる社員にも、真面目に向き合っていきたいですね。真面目に、実直に。皆さんから信頼される会社になるために、まだまだやるべきことはたくさんあります。より働きやすい会社、成長できる会社にしていきたいですし、常に変化する建設技術に対応できる柔軟性も持っていたいと思っています。建設業の働き方は大きく変化しており、公共工事を中心に週休2日制が浸透しつつあります。そういった変化に順応するためにも、新たな人材との出会いを大切にしたいですね」


―――
<編集部よりあとがき>
例えば、我が子が就職するとなったとき、ずっと前に社会に出た先輩として、いくつもアドバイスをしたくなるもの。お給料はいくらか、休日は何曜日で月に何日あるのか、成長できそうな職場かなどなど。いちばんの理想は本人が楽しく働けることなのでしょうが、就職を考えるタイミングで「あれがしたい」「こう働きたい」という明確な考えが、当時の自分にあったかというと、まったく自信がありません。ただ恐らく、新卒で就職するタイミングで、親も本人も共通して望んでいたことは「かわいがって育ててもらえる職場」だったように思います。岩村組の福利厚生や待遇面が、“誰にとっても十分な条件である”とは、もちろん言えません。ただ「働く人のためになり得ること」をあらゆる視点で模索し、会社に取り入れる姿勢が「何よりの安心材料なのだな」と感じた取材でした。

Company Profile

株式会社岩村組

岩村組では従業員の方を一番に考えています。働く時はしっかり働き、休む時はしっかり休めるメリハリのある仕事です。お子さんがいる従業員も多く、お孫さんがいる方も多いのでお子さんの事情で休む方にも理解があります。資格取得へのバックアップ体制も整っているので働きながら技術の向上や成長を実感出来ます。作業現場にて一回の工期は長いですがやり遂げた後の満足感は他の仕事では味わえません。移動中に家族や友人に『ここを作ったんだ』と自慢に出来るのもこの仕事の特徴です。意欲的に打ち込んでいれば結果は必ずついてきます。皆さんのご応募を心よりお待ちしています。

HP : https://iwamura-gumi.co.jp/

求める人物像

・人物重視の採用を考えています。面接で皆さんの良さを教えて下さい。

募集要項
募集職種 土木技術職、建築技術職、工事作業員
応募資格 建築、土木系の学部、学科を卒業見込の方。普通自動車免許(MT車尚可)
仕事内容 【土木工事】
道路、河川、海岸、下水、農業土木等の現場管理業務(工程、品質、施工、安全等)
書類作成等のデスクワーク(ワード、エクセル、専用ソフトの使用)

【建築工事】
病院、学校、福祉施設、商業施設、工場、オフィス等の現場管理業務(工程、品質、施工、安全等)
原価管理、見積書作成、図面作成、書類作成などのデスクワーク
設計、設計監理業務
採用予定人数 2026年3月卒業見込6名(建築技術職3名、土木技術職3名)
給与 【初任給】
■技術職
大卒/240,000円
短大・専門卒/225,000円
高卒/205,000円
■労務職
短大・専門卒/210,000円
高卒/190,000円
待遇・
福利厚生
・各種社会保険完備(雇用、労災、健康保険、厚生年金保険)・退職金制度(中退共、建退共)・企業型確定拠出年金制度(iDeco)・資格支援制度・扶養手当(上限あり)・家賃手当(上限あり)・車両借上制度・従業員貸付制度
働き方・
勤務時間
8:00~17:00(休憩1時間)
休日休暇 完全週休二日制(土、日、祝)、年間休日125日(年末年始、GW、お盆など、年間休日カレンダーによる。)、育児休暇、子の看護休暇
雇用形態 正社員
社内環境・
働き方
年齢層の幅が大きく、コミュニケーションが取りやすい。
休暇の申請がしやすい。
研修、キャリアアップ支援 新入社員教育、OJT、資格支援制度
社内イベント 親睦会、社員旅行(2年に1回)、新年会、部署ごとの忘年会
勤務地 新潟県新発田市および近郊の工事現場
募集期間 2025年7月〜
選考プロセス

まずは下記「応募フォーム」よりお気軽にご連絡ください。
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書類選考
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一次面接
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・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。

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