Column
2024.07.16
私は数年前まで営業職として会社勤めをしていました。厚めのシステム手帳にスケジュールややることリスト、会議のメモなどをびっしり書き込み、仕事に取り組んでいました。
勤め人を辞めたとき、小さいリトルツインスターズ(いわゆるキキララ)の手帳を買いました。とんでもない自由が手に入ったような気がして、嬉しくて、ワクワクが止まりませんでした。
これからはゆったりと、時間やミッションに追われることなく働こう。
そういう意思を手帳に反映できたような気がしました。
あれから3回同じ手帳を買い直しました。まだまだこれで十分。
ずっとこの手帳で間に合うくらい、ささやかな予定で毎日を過ごしたいと思っています。
その手帳に何ヶ月も前から書いておいたビッグイベント。とっても楽しみにしていたラグビー日本代表戦ですが、残念ながら観戦に行けなくなってしまいました……。
幸いお宿はキャンセルができましたし、チケットはたまたま発券処理前だったので、リセールに出すことができました。
リセール対応があるおかげで、チケットを無駄にせずに済む上、昨今問題になっている高額転売の防止にもなります。
手続きはすごく簡単。とてもありがたい制度に感謝です。
チケット販売サイトがこうした対応を取っているとは知らずに驚きました。
いろいろなものが時代に合ったかたちにアップデートされているんですね。
リセールのシステム化を実現するまで、どれほどの人の努力があったのだろうかと考えています。見ず知らずの努力家さんのおかげで、今回はとても助かりました。
便利なもの、社会が求めるものというのは、幅広く誰かのためになっていると感じた今回のできごとです。
Writer
1980年生まれ。就職氷河期に社会人デビュー。26歳から13年間採用支援業界に身を置く。ひょんなことからフリーライターの道へ。ラジオとエッセイとレモンサワーが好き、スノーボードとたまにテニス、ドラム特訓中。
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