Column
2025.10.31
ここ数日、午前中にテレビをつけています。
ワールドシリーズ ドジャース対ブルージェイズが大詰めですね。
我が家の一室(のさらに一角)が私の仕事スペースで、パソコンの画面とテレビは180度反対にあります。なので、テレビの音量を大きめにして、試合が動いたときの実況と歓声の大きさを聞き取ったらリビングに移動するというスタイルです。
連日こうしてスポーツ観戦を楽しめるなんて、大谷選手含む日本人選手の活躍は当然ながら、遠い遠い北米の地から島国日本まで映像を届けられる技術的にも感謝の気持ちが湧いています。
第3戦は延長18回までもつれ込む大激闘。
翌日、多くの選手は疲れを癒すことを優先して、スタジアムに入る時間をいつもより遅めにしていたようですが、フリーマン選手はルーティーンである守備の基礎練習をしていたそうです。
ワールドシリーズを観ていると、選手の皆さんの野球への姿勢、勝利への執念、そして人間力の高さを感じます。すべて異次元のもの。
運動神経とか野球選手とかタフマインド、体力、気力とかいろいろ必要な要素がトップオブトップであるのは間違いなく、でもそれ以上に「努力できる力」があるんですよね。
頑張るって、難しいんだよなぁ。
ベッツ選手が、アメリカのテレビ番組かなにかに出演したときの映像が動画サイトに流れてきたんですが、「チームのみんなが命をかけて、勝つために努力をしている」と言っていました。
試合を観ていると「命をかけて」という表現がしっくりきます。それくらいの凄みは画面からも伝わってきています。そして続けて、「でもどんなに努力しても、大谷選手には敵わない、絶対」みたいなことを言うんですよね。
いやはや、とんでもないですね、大谷選手。
そんなことを思いながら、努力、継続が己の力になると信じて、貯めに貯めていたコツコツやらねばならないこと(をコツコツしなかったから貯まってしまって)に今から着手します。

Writer
1980年生まれ。就職氷河期に社会人デビュー。26歳から13年間採用支援業界に身を置く。ひょんなことからフリーライターの道へ。ラジオとエッセイとレモンサワーが好き、スノーボードとたまにテニス、ドラム特訓中。
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